2010年5月2日日曜日

土作り




土は、 沖縄本島中から、自らの足で探す。

なるべく掘ったままの
純粋な土を使って、その土の特徴を活かして作陶している。

しかし、 酒甕は小さい石が1つ混ざっても 酒が漏れる場合があるため
「水簸(すいひ)」という方法で不純物を取り除く作業が必要である。

水簸は 一工程に1か月かかり、

出来る粘土は150~200㎏。  窯焚きで使用する量は、一窯で600㎏。
それらから、酒甕に適した成分になるように土の配合を行う。






水簸のプロセス


自然のままの土が運ばれてくる。
 



土に水を加え、撹拌機で混ぜて泥状にする。
 





網でこして、石やゴミなどの不純物を取り除く。
3日間おいて粘土が沈むのを待ち、上部の水を取り除く。

取り除いた水にはいい微生物が多く含まれているため、リサイクルしている。








粘土を乾燥タンクに移し、2週間、自然乾燥させる。
 



ほどよく乾燥した粘土。寝かすほど粘りが出る。