2010年5月2日日曜日

作陶風景


伝統的な「蹴りろくろ」と「手ろくろ」を使っている。

「蹴りろくろ」とは、足で蹴って回すろくろのことで、
全身でバランスを取りながら、リズムを作って粘土を引き上げていく。

電動ろくろと比べると、
体力と技術も必要であり、慣れるまでに時間がかかります。
電動のようにスピードに振り回されず、自分の自然のリズムで調整が自由に出来るところが気に入っている。
手ろくろも同様である。









大物甕用の蹴りろくろ 四つ
中間サイズの手ろくろ 四つ
小物用の蹴りろくろ 二つ

を用いて作陶する。
ろくろや道具類も全て手作り。






 

自在にリズムがとれるようになると、大きな甕などの重い作品(粘土50~60kg)では自然にろくろが回りはじめる。
1か月がかりで作られる粘土量は200㎏。大きな甕4個分ほどの量であり、一度にたくさん作ることはできない。